離婚解決事例

離婚・財産分与事件
依頼者と妻は離婚することについては争いはないものの財産分与において双方の主張に大きな隔たりがあり合意に至ることができませんでした。
依頼者名義の資産として自宅不動産がありました。
その購入や住宅ローン返済に、依頼者の独身時代の貯蓄や依頼者実母の相続で取得した遺産が使われていました。
そのような夫婦が共同で作り上げた財産とはいえない部分を控除しなければ公平な財産分与とはなりません。
このことを主張しても妻側がこれを受け入れず、あくまでも2分の1で分けることを主張して平行線となっていました。
当事務所が受任し、調停対応にあたりました。
依頼者の独身時代の貯蓄や相続で得たお金が住宅購入に貢献していることをお金の流れを紐解いて証明していきました。
そうしたところ、裁判所の仲介もあり、依頼者の主張に沿った形で財産分与の合意に至ることができました。